誕生ストーリー:沿革
設立前〜今後の未来までご紹介します。
こんな人に読んで欲しいです。
- ムーヴオンに興味がある方
- これからドッグトレーナーになりたいと思っている方
- 育犬ノイローゼになっている方
- 愛犬を里親に出すべきか迷っている方
代表柴田です。この先は私個人の視点でお話をしますので、に興味をお持ちでない方は他ページをご覧くださいね。
創業のきっかけ
代表柴田が初めて飼った犬が人を咬み、そして…
初めて犬を飼ったのは小学5年生の10歳(1999年)。中型犬の雑種を近所から譲り受けました。
その犬が1歳をすぎた頃、友人を噛み10針を縫う大怪我をさせました。また、散歩の引っぱりがとても強く、祖母が散歩でひきずられ5針を縫う怪我をしました。両親の話し合いの結果、保健所に出す道を選びました。そうしてしまったのは家族全員の責任だったのに・・・
保健所で犬を預かるのは1週間
1週間経って新しい飼い主がみつからない時は炭酸ガスで殺処分されます。
早い時は3日です。極度の咬み癖を持った犬は新しい飼い主が見つかりにくい現実があります。新しい飼い主が見つかったのか分かりませんが、恐らく殺処分されたのではないかと思います。それからペットロスにかかり犬をまともに触れるようになるまで15年かかりました。
ペットロス:ペットを失った事で精神的なショックを受け、日常生活に支障をきたしてしまうケースもある精神病の一つです。
「しつけが原因で人も犬も不幸になるのは嫌だ」「 犬のしつけで困っている飼い主様を手助けしてあげたい」
と強く思い動物業界に携わろうと心に決めました。
犬業界に携わろうと思ったきっかけ
2006年。柴田27才。
犬の勉強している時、PLAYBOW森山先生の元へ半年程度でしたが、弟子入りしました。
森山先生は日本で数人しかいない英国のドッグトレーナーであり、犬の保育園のモデルとなるパピーナーサリーやパピーパーティー、クリッカートレーニングを日本に広め、日本のドッグトレーニング業界を牽引する方なのですが、初めて森山先生のお店を訪れた時、衝撃の現場を目にしました。
子犬が噛み付きながら遊んでいたんです!!
今では当たり前とされている社会化も、当時はインターネットが浸透していませんでしたから、とても不思議な光景で未だに鮮明に覚えています。また、子犬の頃にいかに社会性を身につけさせるかが大事だと言う事も教えて頂きました。
「犬のしつけは子犬期の社会化で全て決まる」
先生が話してくださった言葉が決め手で、日本全国に広めるべきだ!と、一人で興奮、実戦経験はほぼ0の状態で独立を決意。
犬の社会性を育てるドッグトレーナーを目指す事を決めました。
2006年秋 ドッグマナースクールMove’On創業
後輩と二人で設立。
当時は店舗がなく、自宅へ出張する出張専門のドッグトレーナーとして活動していました。
原付バイクの足下に愛犬ムーヴを乗せて移動。初めてPCを購入しHPを作りました。
ロゴと名刺を作り、動物病院やトリミングサロン、ペットショップなどに営業をかけまくりましたが、どの企業も相手にしてくれず、初年度の売上は2万円…。
貯金も底をつき、アルバイトをかけもちしての生活を余儀なくされます。一緒に始めた後輩はこの時一緒にはやっていけないと愛想を尽かされ…。一人になりました。
2007年春 【犬の保育園】スタート
地道に営業活動を続ける頃、テナント出店の話が持ち上がり、初めて【店舗】を持ちました。
自分で壁にペンキを塗り、床材を貼り、脱走防止を施し、ついに【犬の保育園】の開業です!
レッスンへ通う生徒様から、犬アレルギーになり飼えなくなったとの事で【ふく:ボーダーコリー】をお迎えしました。
この頃はディスクドッグにはまり、ディスク教室を開く!と決意。
2010年春 ECサイト開始。トレーナーの雇用開始。
集客から経理まで全て一人でやっていましたが、トレーナー業に専念するため経理を雇い、トレーナーを雇用し、犬の殺処分を0にしたい私の気持ちに共感してくれるスタッフが揃いました。薄利多売の利益特化のお店ではなく【犬にも飼い主に優しいお店】をコンセプトに、ショッピングサイト【ムーヴオンストア】をOPEN。
2012年秋 株式会社MoveOnに法人化
- ドッグトレーナーの社会的認知の向上(しつけの重要性をメディアにとりあげてもらうため)
- ドッグトレーナーの雇用促進(全国各地にトレーナーを配置)
- 犬の保育園の普及(子犬の頃から社会化を義務づけ)
- 知る限り全ての飼い主に正しい知識と教育を(飼い主に正しい知識がないと意味がない)
- 企業や行政、ボランティア、犬に携わる専門家との連携(日本全てを巻き込む)
【犬の殺処分を限りなく0にする】ミッションを叶える為には、法人化している方が動きやすいという事で法人化!
2013年秋 犬の情報サイト運用開始
犬のしつけだけでなく、犬を迎えようとする前から一生を終えるその時までをコーディネイトするための道筋をWebで再現。
2014年春 営業所を移転 【トリミング】営業スタート
営業所が手狭になり移転。トリマーを雇用しトリミングサービスをスタート。
ストレスを最小限にさせるべく、トレーナーサポートによるストレス軽減トリミングが大はまり。
2014年夏 専用ドッグラン【チャントレラン】運用開始
利用する飼い主様全員がドッグトレーニングをした受講した事があり、ほとんどが社交性のある安全なドッグランを作るべく、知人に声をかけ土地を格安で借りる事に成功。アジリティ道具も導入し、生徒さんだけが利用出来るようにしました。貸切で遊べると大好評!
2015年春 信頼出来る企業と業務提携開始。販売前の子犬への訓練開始
販売される前から子犬の訓練をする事、しっかり社会性をみ身につけさせる事、+飼い主に渡ったあとは無料で近所のプロのドッグトレーナーから実技指導を受けられる画期的な取り組みを開始。購入された飼い主様からは、手がかからないと大好評!
2016年春 子犬の販売業者への社員教育開始
手を咥えているだけでは先に進まないと思い、社員教育を開始。
犬を扱う人全員がドッグトレーナーになればいいと思う毎日です。
2016年冬 創立10周年記念でロゴ変更
創業から10年の月日を経てロゴをリニューアル。「楽しさNo.1のドッグマナースクール」「おイヌファースト宣言」。
2016年秋 取締役兼執行役員に数井延匡が就任。
2017年秋 シッターサービス業務提携によりサービス再開。
2018年春 トリミング部門を【LOKAHI】と改名
もっとワンコがくつろげるスペースでトリミングをしたい、もっとスキンケアに力を入れたいというトリマーの想いの元、トリミングサロンをOPENさせました。
2018年春 自宅への出張訓練サービス再開
2018年夏 会社名でもある初代看板犬ムーヴ逝去
お別れ会で100組超えの参列者が。代表柴田以上に崩れ落ちるお客様を目の前で見て、ペットロスの在り方と、これからの新しい家族との関わり方の考えがガラリと変わる。ムーヴがいなければ、今のムーヴオンは100%存在しなかった。
ムーヴオンの犬に対する考え方、訓練の在り方、社会化の重要性だけでなく、クライアントや業務提携先との橋渡し役、代表柴田と共に会社を盛り上げてきた功績は何よりも大きい。
2020年春 リニューアルOPEN
まだまだMove’Onは進化しますので、よろしくお願いします! MoveOn代表:柴田