ムーヴオンの価値2

【ムーヴオンの価値 vol.2】
※前々回の記事を読まれてからお読みください。

『ムーヴオンは何故高いのか?』
『ムーヴオンの他社との違いは?』

キーワードは #少頭数制 で初めて可能になる避難計画です。


13年運営してきた中で、大きなターニングポイントが何度かあります。

その一つが東日本大震災。

ムーヴオンがあるのは千葉県船橋市(当時は市川市)
震度は5弱でした。

あの日お預かりしていたワンコの一部がパニックになり、とても1人では制御が間に合わない。飼い主様とも連絡が取れない。避難にも遅れが出ました。 そして、飼い主様全員が帰宅難民になり、たった1人で20頭のホテル犬を見る事になりました。

普通に考えれば簡単に説明がつきます。

人間の手は2つのみ。

仮に1人で20頭を見ていたと仮定して、

津波が来た時、施設もしくは隣りの建物で火災が起こる、目の前から車が施設に突っ込んでくる、等、非日常のトラブルから逃げれるかを現実的に考え避難を計算しておく必要があります。


1人で一瞬で20頭にリードをつける。
もしくは一瞬で20頭をハウスに入れる。

小型〜大型犬を含め数分の間に全てを避難させられるのでしょうか?

断言します、100%無理です。

100%大丈夫!とは言いにくいですが、1人五頭担当なら高確率で安全に避難が可能です。

犬のしつけや、保育に対して、まだまだ安さを求められる事が多いです。

そういったニーズに応えて行くのも必要でしょう。否定するつもりはありません。

全国に沢山ある犬の保育園や幼稚園、そしてペットホテル。

1日9時間預けて3,000円。

以前はムーヴオンもそうでした。


このサービス料では、トレーナーさんを1人雇用するためには、最低賃金を支払うにしても、最低でも1日7頭の確保が必要です。最低賃金も毎年値上りしてきています。

つまり、犬の預かりは出来るし、犬友達も出来やすい反面、安全に避難出来る確率は減る事に繋がります。

頭数が確保出来ない時は、当然スタッフにお給料は支払えないし、ボーナスなんてとてもじゃないけど支払えません。

安かろう悪かろうでは無いですが、安さの裏側には、犬もしくはスタッフが必ず不幸になるロジックがあります。

ムーヴオンでは、
日中お預かりは5,000円〜
訓練は8,000円〜
ホテルは7,500円〜

トイプードルのカットコースは15,000

全国平均の2倍近くの金額を頂いていますが、ムーヴオンが高いのではなく、先人達が作り上げた料金帯が安過ぎるのです。

他のワンコと仲良く遊ばせる裏側には、安全にケアする事や避難させる事が出来ないロジックが必ずあります。

大切な我が子を預ける施設。
犬を扱う技術がないのは問題外。
犬は想定外の動きばかりします。

十分なケアをするには人手が必要です。
ある程度の広さが確保できる施設も必要です。

どんな安全なケアがされて、どんな避難計画があるのか、キチンと説明を聞いた上でお店選びをしてくださいね。

さあ、考えてください。

あなたはドッグトレーナーです。
1人で1日8頭を見ています。

この8頭は

ワンコと一緒にいれない子がいます。

ワンコと喧嘩をする子がいます。

半分が抱っこ嫌いです。
また、抱っこ出来る大きさではありません。

リードをつけようとすると本気で噛んでくる子がいます。

半分はクレートに入ってくれません。

で、全員がオヤツは一切見向きもしてくれません。

車には8頭を同時に乗せれません。

この8ワンコを同時に避難させる方法は思いつきますか?
そして、それは実現可能な方法ですか?

私達はそんな毎日です。

動物のプロに、まだ安さを求めますか? ※写真の子達はイメージであり関係ありません。

 

2020年3月29日

Posted by 園長柴田