犬は噛む動物である
犬は噛みます!甘くみないで!
残念ながら犬は噛みます。動物ですからね、それを忘れてはいけません。
しかし、ウチの子に限ってそんな事はあり得ない!!と言う声が聞こえてきそうです。
ここで言う「噛む」は人や犬に対してだけでなく、自分や物に対しても広く捉えて「歯を使う」事を定義としています。
手を使えない動物ですから、口を使って物事を伝えてきます。
それを受け取れる飼い主さんが増えて欲しいと願うばかりです。
噛まない犬はいない
※飼い主様の許可をいただいています。
- 1歳ゴールデン:カーテンを噛んでいる内に楽しくなりカーテンレールごと破壊(修理に数十万。。。泣)
- 1歳柴犬 :気になって自分の尻尾を噛み尻尾を引きちぎる。(そのまま食べた)。
- 3歳チワワ :ノーリードで遊ばせて子供を噛み慰謝料300万を請求された。
- 2歳バーニーズ:噛まれすぎて2週間、ママの腕があがらなくなった。
- 7歳MIX :留守番で電気コード噛みちぎる。(7歳まで破壊行為は一切無かった)
犬は犬種限らず中々の破壊力を持っています。
いろんなメディアで犬は可愛い事だけが伝えられ、危険な一面がある事がちゃんと伝わっていません。
しつけは簡単だ~何て適当な事を言う方も沢山います。
かれこれ16年しつけの現場に立っていますが、ほんとピンキリだなと感じます。
自信持って言えるのは「犬種・年齢関係なく、噛まない犬はいない」という事です。
毎年噛みつきによる事故が起きている事を忘れてはイケません!
愛犬が明日にはどうなるか分かりませんので、備えあれば憂いなしです。
噛む機能とは? こんな事で噛みます。
「噛む」には様々は機能があります。機能とはスマホに例えると
- 電話が出来て
- メールが出来て
- ネットが使えて
- 写真が撮れて
のように、スマホを使う理由に当たります。機能が良ければ良いほど便利になって手放せなくなりますよね。
犬の噛みはそれと全く同じ。
つまり、噛むのは「便利」で、色んな機能を備えていると言うこと。
一例をあげると
- 「痛みや不快感」 怪我や病気から来る痛みや不快感を遠ざけたくて噛む。
- 「恐怖や不安」 人や犬など恐怖や不安を遠ざけたくて噛む。
- 「遊びや興奮」 人や犬、家具など楽しくて噛む。
- 「興味」 飼い主の興味を引きたくて噛む。
ざっくり分けても噛むには「要求」「警戒」「注目獲得」「逃避・回避」があり、他にも色んな機能があります。
一言で「犬が噛む」と言っても、何が理由で噛むのか?を特定しないと根本的な解決にはたどり着きません。
しつけ教室に通っても上手くいかない時は「仮説が違っている」ケースが多くあります。
要求なのか警戒なのかで、やり方は180度変わります。
自分のしつけは果たして合っているのか知りたいですか?
巷では犬が噛んだら
・ケージに戻す
・叱る
・噛まれても良いものを差し出す
・そもそも噛まないように環境を整える
など、所謂しつけ的な解決を促すことがあります。もちろん、私たちも原因を特定したうえで似たような提案をする事はあります。
私たちは課題解決のために、ある一定の基準を設けているのですが、しつけより何より優先されるのが「健康体」である事。
痛みや不快感からくる噛み行動なのであれば、しつけの範疇外であり獣医さんの領域です。
しつけ教室に通うかどうか迷われている場合、まずは「健康体」であるか?を先に確かめてみてください。
意外と怪我や病気が絡んでいる事多いですよ^^
当社では、オンライン(LINE、Zoom)で、機能分析をする事が可能です。動画が一つあるだけで、ある程度のあたりをつける事が可能です。
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